0001ハンバーグタイカレー ★
2017/12/20(水) 07:32:32.45ID:CAP_USER9少し早起きして、「インスタ映え」する霜の写真を集めて歩く−。朝晩の気温が氷点下を記録するようになり、県内は本格的な冬を迎えた。そんな厳しい寒さを楽しい時間に変える「霜活」に入れ込む人が増えている。雲の専門家で気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官(33)が、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で活動を呼びかけたところ、自然が織りなす造形美に魅了されて火が付いたようだ。(三宅真太郎)
12月中旬の朝6時半ごろ。長野市の城山公園では夜明けとともに、太陽の光で植物や芝生が輝き出した。荒木さんおすすめの「シンデレラタイム」の始まりだ。結晶が溶け切るまでの数分間しかない。
植物から出た過剰な水分が球状に氷った氷結水滴は、太陽の光を受けて溶け始める。同時に光が中を通って屈折するので、虹色に光る現象も起きた。「氷の宝石」を目の当たりにできる瞬間だ。
「霜活」に必要なのは、スマートフォンと100円ショップで購入できる「マクロレンズ」。マクロレンズがあれば、直径数ミリ程度の霜でも鮮明に写せる。
マクロレンズで神秘的なそのさまをしっかりと撮影した。「いつまでもその造形をとどめず、むなしく溶けてしまう。美しさと切なさが胸に焼き付くでしょ」。荒木さんからそう声をかけられ、しみじみとそう感じた。
「インスタ映え」を求めて朝早くから「霜活」する人も、こんな寂寥感を共感しているのではないか。
霜は、空気中の水蒸気が凍ってできる氷の結晶。荒木さんによると、霜の出現に最適な環境は、晴天だった夜間の翌朝。雲がないことで、地面の温度が冷える「放射冷却」現象が強まるため気温が低くなり、霜が発生しやすくなるという。
霜は大きく分けて「うろこ状」「はり状」「はね状」「せんす状」の4種類に分類できるといい、大きいものは数ミリ程度。小さいと1ミリ以下のものもあり、気温や水蒸気の量など気象条件によって形状が変わるそうだ。
長野などの寒冷地だと11〜3月ごろに見られ、首都圏などでは12〜2月ごろに楽しめる。
研究者の荒木さんが雪の結晶を研究するため、写真をスマホで撮ってもらう「関東雪結晶プロジェクト」を始めたことがきっかけだった。
http://www.sankei.com/images/news/171219/lif1712190055-p3.jpg
http://www.sankei.com/images/news/171219/lif1712190055-p4.jpg
http://www.sankei.com/images/news/171219/lif1712190055-p1.jpg
http://www.sankei.com/images/news/171219/lif1712190055-p2.jpg