https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171222/k10011268671000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_004

12月22日 18時18分
沖縄県宜野湾市の小学校のグラウンドにアメリカ軍普天間基地を離陸した大型ヘリコプターから窓が落下した事故を受けて、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊はNHKの取材に対し、基地周辺の学校の上空などを可能なかぎり避けるよう、飛行ルートの見直しを進めていることを明らかにしました。

今月13日、沖縄県宜野湾市の小学校のグラウンドに、アメリカ軍普天間基地を離陸した大型ヘリコプターから窓が落下した事故をめぐっては、沖縄県議会が学校や病院などの上空の飛行や訓練を中止するよう求める決議を全会一致で可決するなど、県内で抗議の声が強まっています。

こうした中、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊はNHKの取材に対し、「普天間基地周辺の安全な離着陸パターンを決める。学校などの特に注意を要する区域を可能なかぎり避けることが目的だ」として、飛行ルートの見直しを進めていることを明らかにしました。

普天間基地をめぐっては、20年余り前の平成8年に日米両政府の間で学校や病院を含む人口密集地の上空の飛行を「できるかぎり」避けることで合意していますが、設定されたルートを外れた飛行が繰り返し確認されていて、今回の見直しが状況の改善につながるかは不透明です。

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