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12月22日 18時17分
神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件を受け、ツイッター社は自殺に関するツイートへの対応策を来月中に公表することになりました。

この事件では、容疑者がツイッターで「自殺を手伝う」などと投稿して被害者の女性たちと出会っていたことがわかっていて、政府は今月再発防止策をまとめ、SNSなどの事業者に対し、自殺を促したり、自殺の方法を紹介したりする書き込みの削除の徹底などを求めています。

これを受けてツイッター社の日本法人は自社のアカウントで、自殺に関するツイートへの対応策について専門家を交えて討議を続けているとしたうえで、来月中にツイッターを利用する際の注意事項をまとめたルールを改定すると表明しました。

ツイッター社は事件の後、すでに「自殺や自傷行為の助長や扇動を禁じます」としたルールを追加したうえで、利用者の目につきやすいよう表示する対応を取っています。

一方、自殺に関するツイートについて、周囲の人が自殺を考えている人の兆候に気付いて手を差し伸べる可能性を残す必要性があるとして、ツイートすべてを一律に削除することはしておらず、来月公表される対応策がどのようなものになるのか、関係者などから関心が寄せられています。