【AFP=時事】未成年者に不適切な行為をしたとして警察の捜査対象となっていたローマ・カトリック教会の米国人神父が20日、米イリノイ州シカゴの高層ホテルから飛び降り自殺した。米メディアが報じた。

 ジェームズ・サザール(James Csaszar)神父(44)はシカゴの繁華街にあるホテルから飛び降り、警察は当初、身元を確認できなかったが、ローマ・カトリック教会が21日、自殺を認めた。

 サザール神父は先月、シカゴ南西約500キロにあるオハイオ州の州都コロンバス(Columbus)の教会から休職処分を受けていた。

 ローマ・カトリック教会コロンバス教区によると、神父は「未成年者1人とメールや電話で度を超えた、内容的に問題のあるやり取りをしていたほか、教会の資金に不正に手を付けていた可能性がある」として捜査を受けていた。報道によると、神父は信徒らから慕われていたという。 

 WBNSテレビは、警察がオハイオ州のテレビ局に対し、捜査は初動段階にあり、疑惑にはサザール神父が勤務していた教会の子ども1人が関係していると述べたと報じている。現地紙シカゴ・トリビューン(Chicago Tribune)によると、警察は捜査を継続する予定だという。
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