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12月23日 19時07
フィリピン南部のミンダナオ島では台風による大雨の影響で各地で土砂崩れや洪水が起き、これまでに75人が死亡し、58人の行方がわからなくなって、現地の災害対策当局が被害状況の確認を急いでいます。

日本の気象庁によりますと、台風27号は22日、フィリピン南部のミンダナオ島に上陸し、そのまま西に進み島を横断しました。
現地の災害対策当局によりますと、台風による大雨の影響で22日から23日にかけて島の西部を中心に各地で土砂崩れや洪水が起き、これまでに75人が死亡し、58人の行方がわからなくなっているということです。

島では降り続いた雨で地盤が緩んで新たな土砂災害が発生するおそれがあり、1万2000世帯が高台にある学校などに避難しているということです。

台風が通過した地域では道路や通信が寸断されて孤立した集落もあるということで、現地の災害対策当局は被害状況の確認を急ぐとともに、被災者の支援を進めています。

フィリピンでは今月中旬にも台風26号が中部の島々を横断し、54人が死亡、31人が行方不明となる被害が出ています。