一斉に笑い声を上げた参拝客ら=23日午前、大阪府東大阪市の枚岡神社
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 大笑いして新年の幸せを願う「注連縄掛(しめかけ)神事」が23日、大阪府東大阪市出雲井町の枚岡(ひらおか)神社であった。集まった大勢の参拝客が20分間、「あっはっはー!」と大きな笑い声を響かせた。

 「お笑い神事」とも呼ばれ、室町時代から続くとされる伝統行事。怒って天岩戸に隠れた天照大神に、楽しそうな笑い声を聞かせて外に連れ出したという神話にちなむ。妻と一緒に参加した同市の大原晋荘さん(80)は「今年は夫婦で大きな病気もせず、いい1年だった。来年も苦労を笑い飛ばして、元気に過ごしたい」と話した。(遠藤隆史)

配信2017年12月23日18時46分
朝日新聞デジタル
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