同居する長女(33)の遺体を自宅で数日間放置したとして、大阪府警寝屋川署は23日、父親で会社員の柿元泰孝(55)、母親の由加里(53)=いずれも寝屋川市秦町=の両容疑者を死体遺棄容疑で逮捕した。長女に目立った外傷はなく、司法解剖して死因を調べる。

 逮捕容疑は、12月下旬、長女愛里さんの死亡後、自宅で遺体を放置し、遺棄したとしている。2人は「死んだ後も一緒にいたかった」と容疑を認めているという。

寝屋川署の調べに両容疑者は「長女には精神疾患があり、十数年前から自宅の一室に隔離していた」と供述している。2畳ほどの部屋には布団と簡易トイレがあり、外から施錠するようになっていた。18日朝、両容疑者が布団の中で動かなくなっている長女に気づき、23日未明に、署に自首して発覚した。

http://mainichi.jp/articles/20171224/k00/00m/040/023000c