岐阜県警自動車警ら隊の30代の男性巡査部長が今月、乗用車を運転中に信号無視してパトカーに追跡され、人身事故を起こしていた。県警は道交法違反容疑などで捜査するとともに、巡査部長の処分を検討している。

捜査関係者によると、巡査部長は2日午後10時35分ごろ、同県本巣市内の交差点で赤信号を無視し、パトカーの追跡を受けた。いったん振り切って逃れたが、同40分ごろ、信号機のない交差点で軽乗用車と出合い頭に衝突し、乗っていた2人に軽傷を負わせた。

巡査部長はこの日、所属する県警音楽隊の定期演奏会に参加し、別の隊員らと食事後、帰宅途中だった。飲酒などはしていないという。県警監察課は動機などを調べるとともに、「厳正に処分する」としている。【沼田亮】

配信2017年12月25日 21時03分
毎日新聞
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