2017/12/26 05:30


https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201712/img/b_10848359.jpg
紫のつぼみを付けたマンドラゴラ=淡路ファームパーク・イングランドの丘

 引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げ、その悲鳴を聞いた人間は発狂して死んでしまう−という伝説のある植物「マンドラゴラ」が、兵庫県南あわじ市八木養宜上の農業公園
「淡路ファームパーク・イングランドの丘」で、つぼみを付けた。
開花は珍しいといい、同施設が公開。開花を待っている。(西井由比子)

マンドラゴラは、ナス科マンドラゴラ属の植物で、地中海沿岸や中国西部に自生。
人間の四肢に似た奇妙な形状の根を持ち、根には幻覚、幻聴を起こす神経毒がある。
古来、物語では魔術や錬金術の原料として用いられ、人気ファンタジー小説・映画「ハリー・ポッター」シリーズでも薬草学の授業で登場。
耳当てをして植え替えられる場面がある。同施設では、十数年前からバックヤードで栽培。
つぼみを付けるのは初めてといい、来場者の出入りの多いコアラ館に移して公開を始めた。
不気味な字体、絵柄の解説を添えており、コアラ目当てに訪れた入館者らは「何でこんなところに…」と驚きの表情。
今にもほころびそうな紫のつぼみをのぞき込み「抜いてみたい」「怖い」などと話していた。

ソース 神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201712/0010848358.shtml