秋田県由利本荘市の海岸に木造の漁船で漂着し、長崎県大村市の入国管理施設に移送されていた北朝鮮の男性8人が26日、中国を経由し帰国するため関西空港から民間機で出国した。

 8人は海上保安庁の航空機で同日、長崎空港から関空に到着し、民間機に乗り換えた。搭乗時はブルーシートで覆われ、8人の姿は見えなかった。民間機は午後3時40分ごろに出発した。

 8人は11月23日深夜、由利本荘市のマリーナ付近に不審者がいるとの通報を受けた警察官が発見。関係機関の事情聴取に「イカ漁で北朝鮮を出航後、エンジンが故障し漂流した」と説明、全員が帰国を希望していた。

配信2017/12/26 19:16
共同通信
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