古賀茂明「『米朝有事で最大30万人が死亡』を追及した東京新聞の望月記者を黙殺した菅官房長官」|AERA dot.
https://dot.asahi.com/dot/2017111200018.html
(抜粋)
望月:アメリカの議会調査局が最近、朝鮮戦争有事の際に核攻撃なしでも最大30万人が死亡すると予測した報告書をまとめている。
朝鮮戦争が起きた時に日本の市民がどれくらい巻き添えになるか、邦人退避はどれくらいの規模でやるのかなど、たぶん、試算されていると想定するが、これを国民に対して、国会の場などで公表するつもりはあるのか。

菅:米国のことに政府の立場でコメントすることは控えたい。
 いずれにしても、仮定については(仮定の質問については)、コメントは控える。

望月:米国議会のことはともかく、日本について、試算をしていると思うが、どれくらいの被害が出て、どのような退避・避難計画とすべきかということを政府として公表するのか。

菅:国民の安全安心確保は政府の最大の責務。そういう立場にしっかり対応します。仮定のことにはコメントを控える。
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「日本のための戦争」だということにできれば、米軍よりも、まず、日本の自衛隊を最前線に送るべきだということになる。
前述した大規模な地上侵攻のケースでは多大な犠牲が予想されるが、米国兵に代わって日本の自衛隊員が死んでくれれば、米国にとって好都合だ。特に、国内で支持率低下に喘いでいるトランプ大統領にとっては、大きな助けになるだろう。

「日本のための戦争」は、さらに大きなツケを日本にもたらす。戦争費用は「日本持ち」ということになるのは必至だ。武器を買うだけでは済まない。米軍のあらゆる戦争費用まで日本に持たせようということなのだ。
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