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12月28日 5時40分
成田空港の拡大案をめぐって、空港周辺の自治体による協議会が開かれ、出席者の一部から、「住民の間で騒音の拡大に対する不安が大きく、現在の案のままでは、理解が得られない」といった意見が出されました。

27日千葉県成田市で開かれた協議会には、成田空港周辺の9つの市と町の首長が参加しました。

成田空港の拡大案は、3本目の滑走路を建設し、運用時間も、段階的に深夜と早朝で合わせて2時間半延長することが柱となっていて、協議会で、今後の対応について意見が交わされました。

この中で一部の出席者から、「住民の間で騒音の拡大に対する不安が大きく、現在の案のままでは、理解が得られない」として、運用時間の延長の方法などの見直しを求める意見が出されました。

また多くの自治体から地域振興策の具体化を急ぐよう求める声が相次ぎ、協議会は、来月にも国や千葉県、それに空港会社に対する要望を取りまとめる方針を決めました。

協議会の会長を務める成田市の小泉一成市長は、「成田空港の機能強化に向けた課題を共有することができた。課題の解決に何が必要なのかしっかり検討したい」と述べました。

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