0001記憶たどり。 ★
2017/12/28(木) 18:08:59.28ID:CAP_USER9勤務を終えた午前3時。腹が減って福岡市・天神の本社近くのうどん店に入ると、
カウンター席で若者が店主に絡んでいた。店内は忘年会帰りの客で混み、
店主は困惑していたが、酔った若者はお構いなし。そこに体格のいい年配の男性が
来店し、悪いことに、その若者の隣に座った。
若者はいきなり「何軒目っすか」と絡んだ。男性が「8軒目です」と言うと、若者は
「すげえ」と大声を上げ「仕事なんっすか」「何歳っすか」と畳みかけた。
店内の空気がみるみる張り詰めていく。
「会社経営です」「63歳です」と応じた男性に、若者は「何の会社っすか」「おごってくださいよ」
となおも絡む。だが男性は動じることも、不快な顔をすることもなかった。
「じゃあ名刺交換しましょう」と笑みを浮かべ、ひょいと若者に差し出した。
うどんを食べ終えた私は店を出た。おおらかに、軽やかに。あんなふうに年を取りたいものだ。
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1が建った時刻:2017/12/28(木) 07:43:46.34