0001みつを ★
2017/12/31(日) 00:13:00.17ID:CAP_USER92017年12月30日 9:30 発信地:パリ/フランス
【12月30日 AFP】トランプ米大統領の就任から空前の規模のハリケーンまで、2017年の主要ニュースを振り返る。
■トランプ氏の1年
大富豪のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は1月20日、第45代米大統領に就任し、「米国第一」に基づいた政策を展開すると誓った。しかし就任当初から、ロシアによる選挙戦への介入疑惑という影がつきまとった。
トランプ氏は前任者であるバラク・オバマ(Barack Obama)氏の業績を否定。米国は気候変動、自由貿易、移民問題、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)など、複数の国際的な枠組みから離脱した。
また12月6日、歴代政権の方針を覆してエルサレムをイスラエルの首都と認定し、世界に衝撃を与えた。
■英国のEU離脱交渉
欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)の是非を問う国民投票で離脱派が勝利を収めてから9か月を経て、英政府は3月29日、EUからの離脱手続きを開始した。
英国では6月8日、テリーザ・メイ(Theresa May)首相が議会の安定多数を目指し決断した解散総選挙が実施された。しかしメイ首相率いる保守党はこの選挙で過半数を割り込み、敗北を被った。
数か月にわたる交渉の後、EUと英国は12月8日、離脱条件で合意に達し、将来の関係についての協議に道筋をつけた。
■フランスの政治的大変動
5月7日、フランス大統領選の決選投票において、親EU派で中道系のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏が、極右候補のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏を大差で破った。
マクロン氏の政治運動「前進(En Marche)」は、同国の2大政党を初めてエリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)から退場させた。
■沸点に達した中東
6月5日、サウジアラビアとその同盟国がカタールと断交した。
中東におけるここ数年で最大の外交危機の中で、サウジとその同盟国はカタールが「テロリスト」を支援し、サウジの宿敵であるイランに接近し過ぎていると非難した。
11月4日、レバノンのサード・ハリリ(Saad Hariri)首相はサウジアラビアで、イランによるレバノンの「掌握」に言及して辞意を表明。だが後にハリリ首相は帰国した。
一方でイエメンにおいてもサウジアラビアは、イスラム教シーア派(Shiite)反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」について、レバノンのシーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)やイランから支援を受けていると非難している。
■経済的大厄災に見舞われるベネズエラ
7月30日、ベネズエラの制憲議会議員選挙が実施されたものの、その正当性については野党や国外から疑念が投げかけられている。選挙前には4か月にわたって左派のニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領に対する抗議デモが行われていた。
広範囲の権限を持つ制憲議会は8月上旬、反マドゥロ大統領の急先鋒(せんぽう)となっていたルイサ・オルテガ(Luisa Ortega)検事総長を解任するとともに、野党が多数派を占めていた国会から立法権を奪った。
原油価格の暴落によって大打撃を受けたベネズエラは、格付け機関から「選択的デフォルト」状態にあるとみなされている。
■増長する北朝鮮
ミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮は9月3日、6度目かつ過去最大規模の核実験を実施した。
同国の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は11月29日、米全土を射程に収める長距離ミサイルの発射実験に成功し、北朝鮮は「核戦力」を完成させたと発表した。
一方で米政府は「戦争になれば」金政権を「徹底的に破壊する」と威嚇した。
■ミャンマーの少数民族ロヒンギャへの「ジェノサイド」
8月25日、仏教徒が多数派を占めるミャンマー西部ラカイン(Rakhine)州で、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団による治安部隊への襲撃が起きたことを受け、同国軍はロヒンギャに対する取り締まりに着手。65万人近いロヒンギャがバングラデシュへと逃れた。
国連(UN)と米国は「民族浄化」と非難。ゼイド・ラアド・アル・フセイン(Zeid Ra'ad Al Hussein)国連人権高等弁務官は「ジェノサイド(大量虐殺)の要素」をはらむと指摘した。
■カタルーニャ自治州の自治権停止
中略
■ハリウッドでのセクハラ疑惑
中略
■ジンバブエ大統領の辞任
中略
■IS打倒も一掃ならず
中略
■気候変動と相次ぐ未曽有の大災害
中略
(c)AFP/Antoinette CHALABY-MOUALLA