>>773
>市場経済や時の世情が結構なウェイトを占めているのは否定せんが、
>それでも自己責任自己責任連呼して先の予測も立てずにみんなの流れに乗って
>採用一桁や内定取消を出して回ったのは、他ならないお前の世代だろ
>お前だ、お前。

市場経済と自己責任論は実はあまり関係ないことが分かっている
これはある意味、特定支配層(あえて名前は挙げない)が戦略的に使ったプロパガンダに過ぎない
自己責任論は、本来は政治的な自由論と同じで、「個人主義」を意味する
個人主義では、個人の意見や思想、行動が最大限重視され、
集団や政府など「全体」から支配されない代わりに、
全て個人が責任を負うという考え方である

これを捻じ曲げたのがリベラリズムで、
特定支配層からの開放をリベラリズムと考え、
一方では政府の保護を要求するというおかしな政策を主張した

いずれも日本は元より、根源的におかしな思想背景が存在している
その基準というのが、米国に未だ根強く存在するプロテスタント的な価値観である
つまりキリスト教的な価値観から抜け出せない米国人たちが、
自分たちの基準の中でおかしな議論を続けた結果、
すでに科学的でも学問的でもないところで議論が進んでいるという状態である

もちろん、全てを否定するわけではないが、
米国がかつて国益を理由に生体実験などを実施した反省や、
ソ連などからのさまざまな工作活動によって迷走した結果でもある

それから考えれば、山一の問題など政治的には大した問題ではない
重要なのは、その原因を作ったのがこういった米国の勝手な思想論争と、
それから発生したおかしな政策指針によるもの、
そして何よりも、国民を騙す形で行われてきた政策当局の不甲斐なさである