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1月2日 18時50分
大阪・寝屋川市で33歳の娘の遺体を自宅に隠したとして両親が逮捕された事件で、警察は、両親が娘を15年にわたり小屋に閉じ込めたうえ、衰弱したあとも放置し、死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの疑いで2日、再逮捕しました。2人は容疑を否認しているということです。

大阪・寝屋川市の会社員、柿元泰孝容疑者(55)と妻の由加里容疑者(53)は、長女の愛里さん(33)の遺体を自宅に隠したとして、先月、死体遺棄の疑いで逮捕されました。

愛里さんは、体重が19キロと極端にやせ、死因は凍死だったということで警察は、死亡したいきさつについて捜査を進めてきました。

その結果、両親が自宅の小屋の中に2畳ほどに仕切った部屋を作り、精神疾患があった愛里さんを15年にわたり閉じ込めたうえ、1年ほど前から急激に衰弱したにもかかわらず病院に連れて行くなどせずに放置し、死亡させたとして、保護責任者遺棄致死と監禁の疑いで、2日、再逮捕しました。

警察によりますと、調べに対し2人は容疑を否認し、このうち父親の泰孝容疑者は「鍵をかけて外に出さないようにしたが、療養のためだった。痩せたことは知っていたが満足な量の食事を与えていたつもりだ」などと供述しているということです。

警察は、詳しいいきさつや生活の実態をさらに調べることにしています。

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