https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

1月2日 20時31分
年末年始をふるさとや行楽地などで過ごした人たちのUターンラッシュが始まり、高速道路の上り線では渋滞が続いています。

日本道路交通情報センターによりますと、高速道路の上り線の渋滞は2日がピークで、午後8時の時点で、東名高速道路が神奈川県の大和トンネル付近を先頭に26キロ、関越自動車道が埼玉県の高坂サービスエリア付近を先頭に13キロ、新名神高速道路が三重県の亀山ジャンクション付近を先頭に13キロ、中央自動車道が東京都と神奈川県の県境にある小仏トンネル付近を先頭に12キロ、東名阪自動車道が三重県の西山バス停付近を先頭に12キロなどとなっています。

混雑は夜遅くまで続く見通しで、3日も渋滞が予想されています。

また、国内の空の便は、航空各社によりますと、各地から羽田空港に向かう便で、全日空、日本航空とも満席が相次ぎました。羽田空港の国内線は午前中から混雑し、到着ロビーには大きな荷物や土産物を持った家族連れなどの姿が多く見られました。空の便の混雑は3日も続く見込みです。

新幹線の混雑も始まり、JR各社によりますと、一部の上りの列車で自由席の乗車率が100%を超え、東北新幹線で最大で160%に達したほか、東海道新幹線でも、最大で120%となりました。新幹線は、3日混雑のピークを迎えるということです。

空港の出発ロビーでは

広島空港の出発ロビーも年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちで混雑し、家族と別れを惜しむ姿が見られました。

広島市安佐南区にある祖父母の家に神奈川県から帰省していた4歳の男の子は、「宮島と動物園におじいちゃんとおばあちゃんと行って楽しかったです」と話していました。見送った男の子の祖父は、「1年ぶりに会えるのを楽しみにしていました。一緒にいる時間は短くてあっという間にすぎてしまいました」と話していました。

そして広島市安芸区の祖父母の家に東京から帰省していた5歳の男の子は、「おばあちゃんと何度もトランプをしたのが楽しかったです」と話していました。また男の子の母親は、「毎年息子と帰省して、家族とお正月を過ごしています。ことしもゆっくり過ごすことができました」と話していました。

東北新幹線 福島駅では

東北新幹線は東京方面に向かう上りが午前中から混雑しました。JR福島駅の東京方面に向かう上りの新幹線のホームは午前中から大きな荷物や土産を持った家族連れや旅行客などで混雑し、見送りに来た人たちと別れを惜しんでいました。

年末年始を福島市の祖母の家で過ごした東京の小学生の女子児童は、「おばあちゃんの家にことしも帰れてうれしかったです。雪が積もった吾妻小富士がきれいで印象的でした」と話していました。

福島市の妻の実家に家族と帰省した30代の男性は、「家族と一緒にゆっくりした正月を過ごせて、体を休めることができました。あさってから仕事と考えると少し早い気もしますが、また頑張ろうと思います」と話していました。

JR東日本によりますと、東北新幹線の上りは、指定席が、2日の午前9時ごろからほぼ満席となっていて、帰省ラッシュのピークが見込まれる3日も、指定席は終日ほぼ満席だということです。また、東日本高速道路によりますと、福島県内の高速道路の混雑のピークはあすと予想されています。