北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が新年の演説で韓国との関係改善に意欲を示したことについて、アメリカのトランプ大統領はみずからのツイッターに「ロケットマンは、韓国と話がしたいと言い始めた。様子を見てみよう」と投稿し、北朝鮮の動向を注視する考えを示しました。

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、元日に発表した新年の演説で来月のピョンチャンオリンピックへの参加に前向きな立場を明らかにするとともに韓国との関係改善に意欲を示しました。

この演説を受けて韓国側は、2日、ムン・ジェイン(文在寅)大統領が歓迎すると表明し、今月9日に南北の高位級会談を開くことを提案しました。

こうした中、北朝鮮への圧力を強めているアメリカのトランプ大統領は2日、みずからのツイッターにキム委員長の演説について「ロケットマンははじめて韓国と話がしたいと言い始めた。これはよいニュースかもしれないし、そうではないかもしれない。様子を見てみよう」と書き込み、今後の動向を注視する考えを示しました。

また、トランプ大統領は「制裁やそのほかの手段による圧力は北朝鮮に大きな影響を及ぼし始めている」と強調し、経済的、外交的な圧力が北朝鮮に影響を与えているとの認識を示しました。

1月3日 5時14分
NHK NEWS WEB
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