南ドイツ新聞、ついに大規模な削除が始まる?、2018年1月1日
http://www.sueddeutsche.de/politik/soziale-netzwerke-beginnt-jetzt-das-grosse-loeschen-1.3810232

> ネットワーク執行法(NetzDG、ソーシャルネットワークにおける法執行の改善のための法律)は
> 大連立政権の政策提案のなかでもっとも議論が白熱したものの一つだ。多くの法律家や団体、
> ユーザーが表現の自由が危険に晒されていると考え、国家による検閲への警鐘を鳴らした。(略)
>
> この法律はフェイスブックのようなソーシャルメディアに対して、違法なコンテンツをより確実に削除
> させることを目指している。ハイコ・マース司法相は数年来、企業に対して徹底して断固とした
> 措置をとるよう要請してきた。しかしワーキンググループやタスクフォースには期待したような効果が
> なかったのである。
>
> もしソーシャルネットワークがルールに従わない場合には、最大で5千万ユーロまでの罰金が科
> せられるかもしれない―しかし個々の遅滞や判断ミスではなく「組織的な欠陥」がある場合のみだ。
> (略)
> ユーザーがある書き込みを罰せられるべきと判断して報告してきた場合には、ソーシャルネットワ
> ークは「明らかに違法な内容」については24時間以内に、「違法な内容」については7日間の間
> に削除しなければならない。
>
> 「明らかに罰せられべき内容とは、罰せられるべきと確定するために掘り下げた立証を必要としない
> ということだ」と司法省のスポークスマンは言う。掘り下げた立証が必要かどうかを、誰が判断する
> のかは明らかにされていない。このネットワーク執行法の適用範囲は刑法の20の条文に及ぶ。
> 名誉毀損、冒涜、テロ団体の結成、民衆扇動、児童ポルノの流布などである。(略)