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2018年01月07日20時38分

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟と国政第2党の中道左派・社会民主党の幹部が7日、ベルリンで、次期政権の枠組みをめぐる協議を開始した。昨年9月の総選挙から新政権を樹立できない異常事態が続いており、二大政党が政治空白の解消を目指して連携の可能性を探る。

 メルケル首相は「安定政権の樹立が必要だ」と訴えており、過去4年間続けてきた社民党との大連立で合意したい考え。一方の社民党はメルケル少数与党政権への閣外協力も含めた複数の案を維持しているもよう。協議はまず5日間程度続けられ、社民党が大連立に絞った交渉を受け入れるかどうかが焦点となる。