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     ★☆★『“男らしさ” “女らしさ” を“否定”する “ジェンダー・フリー思想”』★☆★

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フェミニスト達は、「そもそも男女を分けることがけしからん」という気持ちをお持ちの様である。
男女共同参画・“ジェンダーフリー”は、『男らしさ』『女らしさ』を“否定”しようとする思想である。

ジェンダーフリーの主唱者たちは、「男女には社会的文化的役割に違いがないのみならず、
生物学的にも違いがない」と主張していた。

それによれば、『男らしさ』『女らしさ』という社会的文化的性差(ジェンダー)の意識が、
生物学的性差(セックス)を規定しているのだという。


   そして、フェミニストたちは「ジェンダー・センシティブ」を唱えている。
   これは「男女の性差」に“敏感”になって、『性差を取り除け』という意味である。

   “ジェンダーチェック”と称して、男女で区別することを、なんでも槍玉に挙げる。
   体育着やランドセルを同じ色にせよ、体育の時間も男女混合にせよ、
   端午の節句や雛祭りも“差別”だと主張される。


  し か し 、 事 実 と し て は 性 差 は 厳 然 と 存 在 し て い る 。


   男女の精神活動においても生得的な性差があるのに、それに逆らう教育をして、
   「自然に反する心」を“強制”すると、男子は心理的に去勢されてしまい、

   女子は自然な生理や心理に逆らって、過度に活動的・攻撃的になるように強制され、
   男女どちらも「心のバランスを崩す」危険がある。


男と女はもともと作りがちがっている。
この事実を認めようとせず、勝手な期待を相手に押しつけると、社会は暗礁にのりあげる。
これは、「男と女は、まったく同じだ」という間違った認識が原因になっている。

   いまの社会では、子どもを性の区別なく育て、男女はまったく同じだと教えている。
   こういう教育は、長い人類の歴史でも過去に例がない。


   これでは、人間関係や社会が破綻するのも当然だろう。
   性差を無視して男女を同じものと見なす考えかたには、危険が一杯だ。
   脳の配線や体の構造が異なる男と女に、画一的なものを押しつけているのだから。

危険が一杯のジェンダー・フリー思想が、いま学校や社会の中でますます蔓延しつつある。
じつは、しばらく前から、専門家たちが「男女の性差には生得的な部分があり、
それを無視するのは危険だ」とこのようにフェミニズムに対して警告を発しているのである。


   【元東京女子大学 文理学部 教授 日本ユング研究会 会長  林 道義】

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