http://www.afpbb.com/articles/-/3157727?act=all

2018年1月8日 22:42 発信地:中国
【1月8日 時事通信社】中国の習近平国家主席は8日、訪中したフランスのマクロン大統領と北京で会談し、習氏が提唱したシルクロード経済圏構想「一帯一路」をめぐり協力することで一致した。中国共産党機関紙・人民日報(電子版)が伝えた。

 会談では習氏が、各国で巨額のインフラ投資が見込まれる「一帯一路」建設に向けた協力を呼び掛けた。これにマクロン氏も「フランスは積極的に参加したい」と応じた。訪中団には仏大手企業幹部らも参加し、中仏企業間で貿易・投資案件の各種契約が結ばれる見通し。

 マクロン氏は8日、大統領就任以来初めて、国賓として3日間の中国訪問を開始。シルクロードの起点だった陝西省西安に入り、ブリジット夫人と兵馬俑(よう)などを見学し、北京へ移動した。9日も習氏らと会談し、国連安保理の常任理事国同士の立場で北朝鮮問題などを議論する予定だ。

 マクロン氏はまた、友好の証しとして馬1頭を習主席に寄贈する。AFP通信などによると、仏大統領府騎馬隊所属の8歳の茶毛の馬が、外国要人へのプレゼントとして初めて選ばれた。中国の動物検疫を経て引き渡される。(c)時事通信社