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2018/01/09(火) 07:10:08.69ID:CAP_USER9【1月9日 AFP】米有名女性司会者で富豪のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏がゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)授賞式で行った熱のこもったスピーチを受け、ハリウッド(Hollywood)やリベラル派、熱烈なファンの間では、同氏がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の対立候補として次期大統領選に出馬することを検討しているのではとの臆測が広がっている。
貧困家庭に生まれながら自力で身を立て、米国で最も有名な女性の一人となったウィンフリー氏に対しては、7日に開かれた第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式でのスピーチ終了直後から、大統領選への立候補を求める声が次々と上がった。
授賞式冒頭には、司会を務めたセス・マイヤーズ(Seth Meyers)氏がウィンフリー氏に大統領選出馬を促すジョークを披露する一幕もあった。
生涯功労賞に当たるセシル・B・デミル賞(Cecil B. DeMille Award)を黒人女性として初めて受賞したウィンフリー氏は、ジェンダーや貧困、人種問題を盛り込んだ受賞スピーチで、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)問題を転機とした「新たな日」の幕開けは間近だと呼び掛けた。
「女性はあまりにも長い間、こうした男たちの力を前にやっとの思いで真実を語ったとしても、聞いてもらえもしなければ、信じてもらえもしなかった」「だから私はこれを見ているあらゆる少女に知ってほしい、新たな日は地平線に昇ろうとしていると」。ウィンフリー氏がこう訴えると、会場はスタンディングオベーションに包まれた。
ウィンフリー氏本人はこれまで出馬の意思を明言したことは一度もないが、CNNテレビは匿名の「親しい友人」2人の話として、ウィンフリー氏が出馬について「積極的に検討」しているものの、まだ決心はついていないと報道。
長年のパートナーであるステッドマン・グラム(Stedman Graham)氏も、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対して「国民次第だ。彼女は絶対にやるだろう」と語り、周囲の説得次第で出馬もあり得るとの見解を示した。
また女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep)氏は米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に対し「今夜彼女はロケットを打ち上げた。私は彼女に大統領選に出馬してもらいたい。(出馬宣言の)意向は一切ないと思うが、もはや彼女に選択の余地はない」と語った。
テネシー州ナッシュビル(Nashville)やウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)、ミシシッピ州で育ったウィンフリー氏は、14歳の時におじに性的暴行を受けて妊娠、その後流産した過去を持つ。大学卒業後にジャーナリストを志し、後にトーク番組の女王として25年にわたって君臨。さらには黒人女性として初めて自らテレビネットワークを立ち上げた。
キニピアック大学(Quinnipiac University)が昨年3月に実施した世論調査では、トランプ氏の支持率が41%だったのに対し、ウィンフリー氏に好意的な意見を持っていた回答者は52%に上った。
同月行われたブルームバーグテレビ(Bloomberg TV)のインタビューでウィンフリー氏は、大統領就任前のトランプ氏に政治経験がなかったことに触れ、「以前は『とんでもない、私には経験も知識も足りない』と思っていた。でも今では『ほう…』と思っている」と語り、トランプ氏が自身の考えを見直すきっかけになったことを示唆していた。(c)AFP/Jennie MATTHEW
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