東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控えたことし、東京23区では再開発事業などによって渋谷や日本橋などの商業地に相次いで新しい高層ビルが完成する予定です。

このうち、大規模な再開発事業が進められている渋谷駅の南側には、地上35階、地下4階の複合ビル「渋谷ストリーム」がことし夏に完成する見込みです。現在、この地域で建設が進められている7棟の高層ビルのうち初めて完成するビルで、オフィスやホテル、ホールなどを備え、IT大手「グーグル」の日本法人のオフィスが入る予定です。

また、日本橋では、東京駅から500メートルほどの場所に地上32階、地下5階と地上27階、地下5階の合わせて2棟の複合ビルがことし6月までに完成し、大手百貨店などの商業施設とオフィスが入る予定です。

NHKが大規模な開発事業を手がける大手不動産会社などに取材したところ、東京23区では、このほか、大手町や丸の内、JR大崎駅前などの商業地にも新しい高層ビルが相次いで完成し、ことし中に完成する延べ床面積1万平方メートル以上のビルは19棟に上っています。

大手不動産会社「森トラスト」によりますと、23区内に完成するビルのオフィス部分の面積は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2年後にピークを迎える見込みだということです。

配信1月9日 7時55分
NHK NEWS WEB
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