横浜小1死亡事故、「高齢ドライバー」不起訴の見通し…「認知症」立件が困難な背景

横浜市港南区で2016年10月、集団登校していた児童の列に軽トラックが突っ込み、
小学生ら7人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の容疑で
逮捕された88歳の男性について、横浜地検は処分保留で釈放した。
報道によると、男性には認知症の疑いがあるが、これまで運転をやめるよう家族から
注意されることも、認知症の通院歴もなかった。事故の発生を予見できなかった可能性が
あることから、捜査当局は不起訴処分を視野に在宅での捜査を続ける方針だという。

今後、年を追う毎に『認知症ドライバー』による重大事故の発生が増加することが懸念されますが、
それに対する効果的な解決方法は見当たりません。
たとえ事故が起きても『心神喪失』のために不起訴という事案が増えるものと思われます。
その意味で、社会全体が抱えるリスクやダメージには計り知れないものがあります。
道路交通法規の厳格化や運転免許制度の改正といった『従来型対策』にすぐ限界が訪れることは、
火を見るよりも明らかと言うべきでしょう」