接触事故、何度も…免許返納に応じず

川端容疑者の息子の妻(56)は、自宅を訪れた記者の取材で事故を知った。
事故現場を撮影した写真で乗用車のナンバーを確認し、「まさか……」と絶句。
高校生2人をはねたことを伝えると、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙を流した。

この家族によると、「これまでに壁や塀、他の車と接触事故は数え切れないほど」。
車には傷が絶えず、新年早々にも駐車のため後進していて自宅の塀に衝突した。
事故以外にも、物忘れや同じ事を繰り返し話すことがあった。
「よく行く老人福祉センターへ私が送迎すると言っても、1人で運転してしまって……」。
以前、自動車修理工場を営んでおり、運転に自信があったようだという。
昨秋の運転免許更新時、認知機能検査で落ちることに期待したが、かなわなかった。

 「いまはただただ、高校生の子が心配で、心配で……」と涙していた