サンケイスポーツ 2018.1.9 08:59
http://www.sanspo.com/geino/news/20180109/sot18010908590004-n1.html

 ロシア国防省は8日、ロシア軍が駐留するシリア北西部のヘメイミーム空軍基地と同国西部の海軍基地があるタルトスで、5日から6日夜、武装勢力からの小型無人機ドローン13機による攻撃があったと発表した。移動式防空システムが撃破するなどし、ロシア軍側に被害はなかった。タス通信などが報じた。

 ロシア国防省は「武装勢力にはあらゆる国で無人機を使ったテロを実行できる技術が伝わっていることを証明している」と警戒を呼び掛けた。

 発表によると、10機がヘメイミーム基地、3機がタルトスのロシア海軍関連施設に飛来し、ロシア軍は7機を破壊し、残り6機を確保した。ロシア国防省は、衛星利用測位システム(GPS)の誘導機能を利用したドローンによる初の集中的な攻撃だとし、テロリストが約100キロ離れた地点からの攻撃能力を示したとしている。

 ヘメイミーム基地には昨年12月31日に武装勢力からの攻撃があり、ロシア兵2人が死亡した。(共同)