https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000041-san-l28

引き抜くと叫び声を上げ、聞いた人は死んでしまうなどの言い伝えがある伝説の植物
「マンドラゴラ」の花が南あわじ市八木養宜上の観光施設「淡路ファームパーク イングランドの丘」
で開花した。同施設では初めてで、国内でも珍しいという。

マンドラゴラはナス科の多年草。古くは薬草として用いられたが、根には幻覚や幻聴などを伴う
毒があり死に至ることもあるという。根は人に似た形状に成長することがあり、「人の姿の根が発する
叫び声を聞くと死ぬ」などの伝説が中世ヨーロッパを中心に広まり、映画「ハリーポッター」などにも登場した。

同施設では昨年12月に紫の花びらを伴う直径約3センチの花が2輪開花。9日現在、つぼみが7つあり、
開花を待っている状態という。15年以上前から栽培してきたが初めての開花で、担当の後藤敦さん(35)は
「地中海原産の植物なので、寒さ対策を施しながら育ててきた」と話し、「実在の植物だと知らない人も多い。
伝承も含めて花を楽しんでもらえたら」とPRしている。


「イングランドの丘」で開花したマンドラゴラ=南あわじ市八木養宜上(同施設提供)
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20180110-00000041-san-000-view.jpg