10年ぶりに改訂された「広辞苑」を見る男性、女性=12日午前、東京都千代田区の三省堂書店神保町本店
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 国語辞典のベストセラー、岩波書店の「広辞苑」の10年ぶりとなる改訂版(第7版)が12日、発売された。「ブラック企業」「LGBT」(性的少数者)など、第6版の刊行後に定着するなどした言葉約1万項目を追加し約25万項目を収録。

 東京都千代田区の三省堂書店神保町本店は、メインの入り口などに広辞苑を積み上げた特別売り場を設置。「無茶振り級にがっつり大改訂。10年ぶりのサプライズ」と第7版で追加された単語を使ったポスターで発売をアピールした。 改訂版では、IT用語や、東京電力福島第1原発事故後に注目された科学分野の言葉などを重点的に選定。今回初めて編集者に原発担当が加わり、「将来も使われ続ける言葉」として「安全神話」「廃炉」などが新たに選ばれた。

 従来の言葉に新たな意味が加わった例では「炎上」は「インターネット上で、記事などに対して非難や中傷が多数届くこと」と付記された。

配信2018.1.12 11:59
産経ニュース
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