本格的な大学入試シーズンに入ったが、受験生の志願動向は昨年と同様、文系人気が理系を上回る「文高理低」傾向にある。企業の新卒採用意欲が強まる中、就職に有利とされる経済学部や法学部などに人気が集まっているという。

 大手予備校「河合塾」が昨秋実施し約32万人が参加した全国模試の分析によると、文系の志望者数は前年比で105%、理系は95%。学部系統別では、国公立大の文系では「経済・経営・商」が107%と大きく伸び、「法・政治」と「文・人文」もそれぞれ104%と人気が集まった。私立大でも「経済・経営・商」が105%と好調だった。

 一方、理系は前年に比べ全体的に人気が低迷。工学部系の志願者は前年並みだったが、理学・農学部系の志願者の減少が目立ち、特に農学部系は国公立・私立とも前年比92%と大きく落ち込んだ。

 学部・学科の新設が相次ぐ分野も注目される。看護系では平成30年度に12大学で学部などが新設され、志願者は前年に比べ103%に上った。心理系では国家資格の創設を背景に、14大学で学部などが新設され、学生の注目が集まる。

 今回の志願動向について、河合塾の担当者は「就職状況が良いときは文系人気が高まる傾向がある」と指摘。理系については学習指導要領の変更により理科で出題範囲が広がり、「受験生が負担の増加を敬遠しているのかもしれない」と分析している。

配信2018.1.11 21:01
産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/180111/lif1801110050-n1.html

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