富山コーラン事件
2001年5月21日の午前8時半頃、富山県小杉町白石のパキスタン人経営の中古車販売「ゴンダル・コーポレーション」の周辺にイスラーム教の聖典であるコーランが切り刻まれて散乱しているのを来店者がみつけ、経営者が小杉署に届け出た。
翌日の5月22日には、事件を知ったムスリム(イスラム教徒のこと)たちが全国から約250人続々と小杉署、富山県警本部、富山県庁などに詰めかけて大騒ぎになった。
当初の小杉署は代表者3人でムスリムたちと話しあいする予定であったが納得しなかったため6人で話しあいすることになった。
その話しあいの後もムスリムたちは県警本部や県庁でデモを行った。事件から4日後の5月25日になると在留してるパキスタン人約350人が渋谷区のモスク(イスラム教の礼拝堂)での礼拝のあとプラカードを掲げるなどしてデモを行った。