>>338
口から入ったアルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素により代謝され
アセトアルデヒドに変わる。
このアセトアルデヒドは有害物質のため毒性作用があり、飲酒時に顔が赤くなったり、
動悸や吐き気、頭痛を起こす原因となる。

アセトアルデヒドは、アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)の働きで酢酸に変わり、
最終的には水と二酸化炭素に分解される。

ALDH2活性の強さにより酒に強いか弱いかが決まる。
日本人の56%はALDH2活性型=酒に強いタイプ、
40%はALDH2低活性型=酒に弱いタイプ、
4%はALDH2不活性型=酒がまったく飲めないタイプだ。
白人・黒人は100%がALDH2活性型だから、全員が酒に強い。

人類は酒に強いのが標準で、モンゴロイドの中に一定の割合で
酒に弱い遺伝子が受け継がれている。