> 「おなかがすいた」と店員に言ったことから、不審に思った店員が110番した。
> 次女は素足のまま靴を履いており、つま先が紫色になっていたという。

なんだろうな、この「おなかがすいた」という一行のもの悲しさ。

泣きながら訴えるわけでもなく、辛い顔で訴えるわけでもなく、
そこには一切の感情がなく、ただ伝えるだけしかできない、
そんな殺風景な光景が浮かんでしまう。

この子は生まれてきて、喜んだり、楽しんだり、笑ったりしたことがあるのかな。
そう思うと、これほどの非情な仕打ちは憤りを通り越して、余りにもやりきれない。
同時に、とてつもない慙愧というか、こういう救われない子供に対しての
無力さを痛感せざるをえないな。