実は、世界には投票を義務付けた国が30カ国ほどあり、なかには罰則が科される国もある。
たとえばギリシャでは1カ月以下の入獄(これまで起訴されたことはない)、エジプトは
500エジプト・ポンド(7000円弱)の罰金、シンガポールでは選挙人名簿から抹消されると
規定されている。
投票に行かないと罰金…なんてやりすぎのような気もするが、罰則付きだと投票率は高く
なるのだろうか? 世界の投票事情に詳しい、東京学芸大学名誉教授・阪上順夫氏は
「かつて投票を棄権すると罰則が科されていたイタリアでは、90%以上の投票率がありました」
と言う。

不投票だと2年間投票禁止とか4年とかあるいは完全に投票権を失うとかやっても、
多分、日本ではそれでも平気な人が多いから逆効果になる。投票率が毎回下がっていくよ。
例えばいつも30%しか投票率がないとどうなるか、これはもう組織票の常勝選挙で、
自民党の独裁時代が100年はおろか何世紀も続くことは想像できる。
でも不投票の人には「俺には関係ない」と知らん顔だから、もともと民主主義なんて知らない。
だから日本人には独裁が似合う国民性なのかも