>>246
奴隷貿易が盛んだった大航海時代。
アフリカから人身売買で奴隷として売られてきた黒人の中にも、
才覚を顕し、自らの身を買い、一応自由を得た者もいた。

白人の奴隷として、苛烈な扱いを受けていた彼ら黒人が、自由を得て、何をしたと思う?
日本人奴隷を買ったのさ。
自由を得た黒人は、白人のマネをして、日本人奴隷を買い、いびり倒したのさ。
ちょうど、イジメを受けてた奴が、より弱い奴に対し、イジメる側に回るようにね。

当時、日本人奴隷は世界中に輸出されてた。
性奴隷として、愛玩用とし、あるいは家具として、安価で従順な日本人奴隷は大人気だったそうだ。
多くの女子供が、すっぱだかで、鎖につながれ、船底に押し込められ世界中に出荷されていき、白人や黒人の奴隷として使い潰されていった。

その日本人奴隷貿易を一手に取り仕切ってたのが、キリスト教布教で人々を救うという名目で来てた、イエズス会宣教師達さ。
秀吉が怒り狂ってキリスト教禁教令を発し、伴天連を国外追放したのは、このためだ。

もっとも、売る奴がいなけりゃ買うことはできないわけで、
大内氏、尼子氏、三好氏ら大名が、火縄銃だの火薬だのを買う代価として、同じ日本人を売り払ってたんだけどな。
秀吉も、それに続く徳川治世でのキリシタン弾圧も、人権的な動機も無かったわけではないだろうが、
実際はむしろ、九州四国の大名が西洋との取引で軍事力を増す事を危惧して、というより現実的な意味合いの方が強かったかもしれないが。

どちらにせよ、15〜6世紀の昔から、白人はおろか、黒人にすらモノ扱いされ、奴隷として扱われてきた、それが我ら日本人だ。
彼らにしてみれば、昨日まで家畜だと思ってた豚や牛が、今日から人間です、と言われても、染み込んだ差別意識は容易には抜き難いだろうね。