http://yomiuri.co.jp/national/20180114-OYT1T50055.html

 寒波による路面凍結で兵庫県洲本市の県道洲本灘賀集線が一時通行止めになった12日、同市立由良小学校と、同由良中学校に配送車が給食を届けることができなくなり、地震などの災害に備えて学校に備蓄していた非常食が役立った。

 市教育委員会などによると、同市中川原町にある洲本給食センターからのルートが使えなくなった。洲本市街側からは迂回うかい路がなく、南あわじ市側に大回りすると給食の時間に間に合わない。市教委の指示で、災害時に避難場所となる由良中に備えていた非常食を使った。真空パックで長期保存できるパンと、容器に湯を注ぐとカルボナーラ味の温かなパスタができるレトルト食品で、小学校の108食分と中学の61食分を賄った。

 学校の防災訓練でアルファ化米や長期保存パンを食べたことがあるが、パスタは初めてという子どもも多く、市教委は「最近の備蓄食料には様々な種類があることを知る機会にもなった」としている。