http://www.sankei.com/smp/west/news/180114/wst1801140030-s1.html

京都学園大(京都市右京区)を運営する学校法人京都学園の理事長に3月をめどに就任するモーター世界最大手、日本電産(同市南区)の永守重信会長兼社長(73)が、同大学に付属高校を新設する構想を明らかにした。

 永守氏は9日の会見で「日本電産だけでなく、他の企業も欲しがる人材を育てる」と語り、高校−大学の一貫教育も検討すると表明。外国語教育は英語に絞るなど、ビジネスに役立つ教育改革に乗り出す方針を明らかにした。

 京都学園大は来年に創立50周年を迎え、大学の名称や学長らの人事を刷新する方針。永守氏の長年の夢で、日本の大学では珍しいモーターの専門教育を行う工学部(仮称)は平成32(2020)年度に設置する。

 一方、75歳までに譲ると公言する日本電産の社長職については「最も実績が優れた若い方にバトンを。60代に渡す時代でない」と語り、40代後半〜50代を軸に抜擢(ばってき)する方針とした。