今の日本社会はあらゆる階層が互いに敵視し合っている異常な状況である。
明治維新以降、これほどまでに階層対立・階級対立が起こったことはなかったはず。
貧困と格差が強烈な憎悪主義を育てている。

男性vs女性
生活保護層vs低所得層vs高所得層
大企業vs中小企業
雇用者vs労働者
正社員vs派遣vs無職
ゆとり世代vs中年vs老人層
地方vs都市
日本人vs在日外国人

ネットのなかでも自分の主張と少しでも違えば敵であるかのように言い合う。

数え上げればきりがない。
階級対立だけでは解消できない鬱憤は、外国人(特に中韓)排斥という過激な方向に向かう。

そして安倍政権は、悪政を行えば行うほど、格差と貧困が広がれば広がるほど、強固な支持を取り付ける。
偏狭なナショナリズムに目覚めた底辺層と、安倍政権のおかげで富を増やし続ける高所得層の両方の
支持を取り付けることができる。
単純で分かりやすい対立構造を作り出すことで、
国民の不満の矛先が政府へ向かないようにしている

俺たちの敵は既得権益者、騙されちゃいけない