https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180115/k10011289271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002

1月15日 5時59分
アメリカのトランプ大統領は先週、有力紙とのインタビューで、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長をめぐって「おそらくとてもよい関係にある」と発言したと報じられたことについて、引用が誤っていると主張し、「フェイクニュース」だと非難しました。

アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルの電子版は11日に行ったインタビューで、トランプ大統領が北朝鮮のキム委員長について「おそらくとてもよい関係にある」と述べたと伝えました。

これについてトランプ大統領は14日、ツイッターに「明らかにそうは言っていない。私は『よい関係になるだろう』と言っており、大きな違いだ」として、引用が誤っていると主張しました。

そのうえで「彼らは私が何を言って、何を意味していたか正確にわかっていたのに、話を作りたかったのだ。フェイクニュース!」と書き込み、非難しました。

これに先立ってホワイトハウスのサンダース報道官も、この部分の音声を公開し、「トランプ大統領は『よい関係になるだろう』と発言していて引用は誤っている」と主張しました。

これに対して有力紙側も音声を公開し、報道は正確だったと反論しています。

トランプ大統領は就任からまもなく1年となりますが、主要メディアの多くを「フェイクニュース」と呼んで非難を続けていて、対立は今後も続きそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180115/K10011289271_1801150602_1801150602_01_02.jpg