【某私立歯科大学の風景】

1 ほとんど高校
「担任」がいて、クラスがある。6年間通じて、である。
つねに担任が目を光らせて勉強させないと、国家試験に受からない。
クラスに「おかしな人」=人格障害や学習障害者がいるのは「あたりまえ」。

2 四割〜五割が留年する。
進級させて国家試験を受けさせてしまうと、合格率がとんでもなく低くなる。
どう考えても国試にうからなそうな学生は強制的に留年させる。

3 飲み会や遊びにいったりはしない。
「勉強がたいへん」というより「店を予約したり」「複数の学生のスケジュールをすり合わせたり」
ということができない。誰かがなにかやってくれないと何もできない学生が多い。
「学生同士で旅行」とかは無理。夏休みや冬休みは「パパ、ママと旅行」がデフォ。

4 ほぼ全員が、親が歯科医。しかも出身大学。
卒業生の子弟を積極的にとっており、昭和のある時期は「出身者の子供じゃないと受からない」と言われていた。
現在は、日本全国の高校から、学年で真ん中程度の成績なら推薦を受け付けている。
「偏差値40台の高校」の「真ん中」でも、推薦で入れる。