寝屋川市元課長が無罪主張＝競馬払戻金で６２００万円脱税−大阪地裁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011600824&;g=soc

　競馬の払戻金を申告せず所得税約６２００万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた大阪府寝屋川市元課長中道一成被告（４７）＝休職中＝の初公判が１６日、大阪地裁（村越一浩裁判長）であり、弁護側は無罪や公訴棄却を主張した。
　弁護側は、競馬の払戻金は一般に所得としてほとんど捕捉されておらず、刑事罰まで科すのは著しく不公平と指摘。国税局が他の対象者の税務調査を口実に中道被告の銀行口座を調べるという違法な調査をした可能性が高いと訴えた。
　一方、検察側は「被告は多額の納税義務があることを知っていたが、意図的に脱税をした」と主張した。
　起訴状などによると、中道被告はインターネットで馬券を購入し、２０１２年と１４年に計約３億円の払戻金を得たが、所得を計約１億６３００万円少なく申告し、所得税計約６２００万円を免れたとされる。（2018/01/16-16:54）