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1月17日 6時40分気象
沢の水を引き入れて自然の寒さで凍らせた名物の天然氷を切り出す作業が、埼玉県長瀞町で行われました。

長瀞町の宝登山のふもとでは、明治時代から地元の製氷業者が沢の水を人工の池に引き入れて、自然の寒さで凍らせる伝統の方法で天然の氷を作っています。

この時期、2つある池は全面に氷が張り、16日、従業員たちがのこぎりなどを使って、縦70センチ、横50センチの大きさに氷を切り出し、トラックに積み込んでいました。

業者によりますと、この冬は厳しい冷え込みが続いているため、ここ10年で最も早い先月末から作業が始まり、切り出した天然氷は80トンに上るということです。

製氷業者の阿左美哲男さんは「時間をかけて凍る天然氷を実際に味わって、自然の恵みを感じてもらえれば」と話していました。この天然氷は、地元名物のかき氷にして販売されるということです。

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