鍋のお供として親しまれている「マロニー」。そんな定番商品に「マロニー」と「マロニーちゃん」の2種類が存在すると話題になっています。ホームページを見ると、確かにちゃん付けをしたものと、していないものが両方とも掲載されています。「業務用は呼び捨てなのでは」といった声も上がっていますが、本当の理由は何なのか? 製造元に取材しました。

【画像】こちらが「マロニー」と「マロニーちゃん」。並べて比較すると、確かに「ちゃん」付けされている…
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■業務用は呼び捨て?

 今月14日にツイッター投稿された画像。そこには2つの商品が写っており、それぞれ「マロニー」「マロニーちゃん」とあります。

 この投稿に対して、「恐らく業者=大人を相手にしているからでしょうか」「愛知県のスーパーにはちゃん無しで売ってます」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万9千、いいねは5万6千を超えています。

 「業務用は呼び捨てなのでは」といった見方もありますが、本当のところはどうなのか? 製造元であるマロニー株式会社(大阪府吹田市)の広報担当者に聞くと、こんな答えが返ってきました。

 「地元である西日本では『マロニー』、東日本では『マロニーちゃん』として売っています」
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■東日本では「ちゃん」付け

 なぜ東日本ではちゃん付けするのか? そこにはテレビCMの影響があるそうです。

 「20年ほど前に中村玉緒さんを起用したCMを放送したのですが、その際に中村さんがアドリブで『マロニーちゃん』と呼んだんです。地元では『マロニー』が定着していたのですが、東日本ではCMで使われた『マロニーちゃん』のフレーズの方が有名になったため、ちゃん付けした商品を出しました」

 商品名を統一することも検討したそうですが、すでに定着している地域での混乱を避けるため、あえて2つの商品を出し続けているそうです。

 話題になったことについては「なぜ、この時期に?という思いはありますが、これを機会にいろんな料理にお試し下さい」と話していました。
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■そもそもマロニーとは?

 マロニーは、北海道産の「ジャガイモでんぷん」を主原料に「コーンスターチ(トウモロコシでんぷん)」を配合したものからできています。

 はるさめとの違いをよく尋ねられるそうで、ホームページではこのように説明しています。

 「はるさめは『さつまいもでんぷん』や『もやし』の原料である『緑豆』などを主原料にしています。マロニーの原料はジャガイモでんぷんにコーンスターチを配合しています。また独自の製法により、はるさめより煮くずれしにくく、味つきのよいものにしました」

配信1/17(水) 14:10
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