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1月17日 22時30分
ドイツの大手自動車メーカー フォルクスワーゲンは、去年の世界全体の販売台数が、グループでおよそ1074万台と2年連続で過去最高になったと発表しました。

フォルクスワーゲンの17日の発表によりますと、グループの去年2017年の世界全体の販売台数は、前の年より4.3%多い1074万1500台と2年連続で過去最高を記録しました。
地域別に見ますと、世界最大の自動車市場の中国は、引き続き好調で、5.1%増加したほか、ディーゼル車の排ガスをめぐる不正が、3年前、最初に明るみに出たアメリカも5.8%の増加に転じました。

これについてフォルクスワーゲンのミュラー会長は「電気自動車や自動運転の技術開発に思い切った投資をするとともに、従来のディーゼル車やガソリン車の改良を進めていることが、よい結果につながった」と述べました。

フォルクスワーゲンは、おととし2016年の販売台数で、トヨタ自動車を抜いて初めて年間で首位に立ちました。世界の自動車業界は、フォルクスワーゲンとトヨタ自動車、アメリカのGM=ゼネラル・モーターズ、それに三菱自動車工業を傘下に収めた日産自動車とフランスのルノーのグループの4つのグループが、首位の座を競う構図となっており、今後各社から発表される販売実績が注目されます。

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