放課後に小学生を預かる山形市内の児童クラブで銀行口座を管理する会計担当の女性職員と、連絡が取れなくなっていることがわかりました。
市によりますと、口座におよそ1200万円あったとみられる積立金がほとんどなくなっているということです。

山形市によりますと、放課後に小学生を預かる山形市内の児童クラブで、会計担当として銀行口座の通帳や印鑑を1人で管理していた女性職員と去年11月から連絡が取れなくなりました。
クラブでは、去年4月の時点で口座におよそ1200万円があったと認識していましたが、先月、女性の家族を通じて戻ってきた通帳を確認したところほとんど残高がなかったということです。

職員はこのクラブに20年以上勤務し、毎年の総会や会計監査では、通帳ではなく自分で作成した報告書を提出していて、今年度に入りクラブが通帳を返すよう求めたところ、去年6月ごろから休みがちになっていたということです。
クラブは地区の住民らで作る運営委員会が市の委託を受けて運営していて、運営委員会は、警察に相談しています。

口座には年間およそ600万円の市からの委託料や、保護者の負担金などが積み立てられていましたが、現時点では運営に支障はないということです。
山形市は、「会計担当を複数にすることや監査で外部の専門家に入ってもらうなどチェックを徹底するようほかのクラブも含めて指導していきたい」としています。

01月18日 12時04分
山形 NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6024479031.html