ヒトはイヌやブタと違ってそもそも妊娠自体がしにくい生き物だという。二足歩行が原因のひとつであるかもしれない。また、出産も一筋縄でいかず、重くなりがちだという。
医療が未発達のころは女性は出産でいのちを落としたりしたらしい。いまだって出血多量で亡くなったりすることもある。
女性がこどもを産むということはいのち懸けなことなのだ。
「戌(いぬ)の日」というのがあるのも、多産でお産が軽いわんこにあやかりたいからだ。
無事に産まれ、安産だったことはよかった。となりのひとが5人もこどもを産んだ大先輩であったことは心強いことで、この女性は幸運だった。
もちろん、生まれた女の子は幸運な子だ。