。店員の姿はなく、警備員が立っていた=1月8日 
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  振り袖販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)が突然営業を取りやめた問題で、顧客が同社に預けていた着物や商品などの一部約70人分を、京都府の取引業者が保管していることが22日、関係者への取材で分かった。はれのひ側の代金未払いのためという。

 来年以降の成人式で使う顧客向けのもので、業者側は行政や京都和装産業振興財団(京都市)に連絡し、返還を検討している。

 保管されているのは、はれのひが洗濯や仕立てのために業者に渡していた購入品、レンタル商品、顧客からの預かり物など。はれのひ側から代金が支払われなかったので、取引先の業者が管理していた。今年の成人式用の着物も代金未払いだったが、トラブルを避けるため、はれのひ側に送っていた。

 関係者によると、和装業界では、倒産した企業が顧客から注文されていた商品について、第三者の助けを借りて取引業者から顧客に返還されたケースがある。業者の担当者は「一部仕立てが終わっているものもあり、お金がかかっている。協力があれば返却したい」と話している。

産経新聞:http://www.sankei.com/west/news/180122/wst1801220048-n1.html