>>841
>>845
ドラッグユーザーにとってドラッグってのはファッションなんだよ
だから服やアクセサリーの様にトレンドや流行り廃りというモノがあるわけ

「既存のドラッグの少量個人使用を合法化(非犯罪化)すれば、新たなドラッグの流行を抑制出来るのでは?」という意見は20世紀の昔からあった
で、実際ポルトガルなんかは2000年代初めに大麻どころかヘロインやコカインや覚醒剤なんかも含めて、既存の主要なドラッグの多くを非犯罪化した

ところが2010年代になってMDMAなんかの新種のドラッグが流行し始めると、結局ポルトガルでもそれらの新しいドラッグが流行っちゃったんだよね
ポルトガルの過激な麻薬寛容策自体は、若年層のドラッグ汚染抑制や注射の回し打ちによるHIV拡大の抑制なんかで一定の成果はあったんだけど、新しいドラッグの流行を抑制するという点に関しては、期待された効果を上げられなかったわけ

結局のところ、ドラッグユーザーがいればそこには新たなドラッグを求める「需要」が発生するし、そういうユーザーの需要があれば麻薬組織は新種のドラッグという「新商品」を「供給」するのよ

だからドラッグ汚染を抑制するために最も有効な策は、ドラッグユーザーの増加を抑制して、大きな「市場」や「需要」を発生させない事に尽きるわけ

麻薬問題ってのは、つまるところ市場経済の問題なんだよね