福井県では、今月中旬の大雪の影響で献血に訪れる人が減って輸血用の血液が十分に確保できていないことから、県赤十字血液センターは献血用のバスを臨時で追加して協力を呼びかけています。

福井県赤十字血液センターによりますと、県内では、今月中旬の大雪の影響で、献血に訪れる人が減っているのに加え、献血用のバスの駐車場が積雪で確保できないケースもあり、輸血用の血液が適正とされる量の7割ほどにとどまっているということです。

さらに今週末にかけて大雪が予想されることから、センターでは血液を確保するため予定していた2か所に加えて、23日、献血用のバス1台を臨時で追加し、県内3か所で献血を呼びかけています。

このうち臨時で献血用のバスが設置された越前市役所では、午前中から市の職員などが次々に訪れ、献血に協力していました。県赤十字血液センターによりますと、県内では平均で1日およそ60人が献血に訪れますが、大雪となった今月中旬は、半分程度にとどまったということです。

福井県赤十字血液センターの山川裕士事業副部長は「これからまた大雪になる予報で、さらに厳しい状況となるおそれがあるので、多くの人に協力していただきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180123/k10011299231000.html