http://www.bbc.com/japanese/42800741

ハワイ州で弾道ミサイル飛来の誤報が13日に発信され、訂正に時間がかかった問題について、デイビッド・イゲ州知事は22日、自分のツイッターのログイン情報を忘れていたのが原因だと明らかにした。

イゲ知事は13日、州の緊急事態管理庁(EMA)が警報メッセージを発信した2分後に、警報は誤報だったとの報告を受けていた。
しかし知事室がソーシャルメディアでその情報を共有したのは、それから約17分後だった。

イゲ知事は22日、自分のソーシャルメディアのログインIDを思い出せなかったと認めた。
地元紙ホノルル・スター・アドバタイザーによると、イゲ知事は州議会での施政方針演説後、「自分のツイッターアカウントのログインIDとパスワードが分からない、それを告白しないとならない。その点はもちろん、直した」と話した。
知事はうっかりミスの再発を避けるため、自分のスマートフォンにログイン情報を保存したとも述べた。

知事のアカウントはこの後、「ミサイルの脅威はない」(太文字は原文大文字で強調部分)とツイートした。

知事室が訂正ツイートをした後、フェイスブックで同様に訂正するまでにさらに数分かかった。
自分や職員がフェイスブックのログインにも苦労したのかどうかは、知事は話さなかった。
EMAの警報メッセージは1月13日に全地元住民に向けて一斉送信された。EMAが2通目の緊急メールという形で公式に警報を撤回するまで、30分以上を要した。
多くの住民はこの間、北朝鮮の核ミサイル攻撃を受けるものと信じていた。
イゲ知事は、今回のような事態が繰り返されないよう、すでに対策を取ったと強調した。

(英語記事 Hawaii missile alert standdown delayed by forgotten log-in)
2018/01/24

ハワイのイゲ州知事は、誤報によるストレスや不安を謝罪した
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/26B7/production/_99711990_david-ige_crop.jpg